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第22回「涙骨賞」

第22回「涙骨賞」清新な論考を募集

中外日報社は第22回「涙骨賞」を募集します。本賞は創刊者・真渓涙骨(1869~1956)にちなんで設けたもので、広く精神文化をテーマとする論文や評論を顕彰することを目指しています。選考委員に、東京大名誉教授の島薗進氏、国際日本文化研究センター名誉教授の末木文美士氏、相愛学園学園長・武蔵野大総長の釈徹宗氏を迎え、審査します。精神文化の振興に寄与する清新な論考をお寄せください。

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募集要項

・応募資格:
不問

・募集内容:

論文・評論・エッセー・ルポルタージュなど、1人1編、日本語で未発表の作品
本文・注釈含め1万~2万字程度。パソコンを使用(A4用紙に1200字=40字×30行を目安に)。手書きは不可表紙には論文のタイトルのほか、住所・氏名・生年月日・電話番号・職業・所属団体名(学生の場合は学校・学部名)を明記。別紙に経歴と作品の要旨400字程度を記入(必須)

・テーマ:
宗教・芸術・思想・文芸・歴史・生命倫理など人間の精神文化に関わるもの全般

・応募方法:
作品はメールに添付。郵送の場合は記録メディアとプリントを送付してください。応募作品(記録メディア)は返却しません

・表彰・賞金:
涙骨賞(1編)=賞金30万円

第22回「涙骨賞」募集チラシ

「第8回西周賞」募集のお知らせ

募集のボームページ

■西周賞について

幕末から明治初期に活躍した西周(にし・あまね:1829-1897年)は、哲学や国際法をはじめとした西洋諸学の日本への受容に寄与し、我が国の学術界に大きな影響を与えました。

津和野町では、西周の優れた業績を讃え、明治維新150周年にあたる平成30(2018)年に、その知的伝統を継承・発展させるべく、若手研究者育成とその支援を目的とした「西周賞」を設立いたしました。なお、本賞は、平成29(2017)年12月2日に島根県立大学とのあいだで締結された「西周研究にかかる連携・協力に関する協定」関連事業の一環として行われ、同協定の新全集編纂事務と並行して、平成30年から令和4(2022)年までの5年間を第1期、令和5年から令和9年までの5年間を第2期として開催するものです。

表彰および賞金授与は、毎年津和野町で開催される「西周シンポジウム」にて行い、その際受賞者はご自身の研究に関する講演をしていただきます。西周シンポジウムは、町内や近郊の住民を対象としたものであり、研究成果を広く一般の方々に公表する機会として捉えていただけますと幸いです。

■募集テーマ

「ひろく西周にかかわる学術論文」

・西周を論じたもの

・西周と関連する幕末から明治維新期の人物や出来事を論じたもの

・幕末から明治期における思想・言語・政治・法律を扱ったもの

本賞は、哲学をはじめとして、法学、日本語学、心理学、軍事論など様々な領域で活躍した西周を顕彰するものであるため、日本における西洋哲学の受容や発展にかんするものから、国語・国字論争を主題としたものなど、幕末から明治初期における思想や言語、政治等を扱ったものを対象とする。

■応募資格

・若手研究者支援のため、応募時に40歳以下の者

・令和7(2025)年11月末頃に島根県津和野町で開催される「西周シンポジウム」に出席し、講演できる者

■応募規定

・8,000字以上20,000字以内(手書きは不可)

・縦書き・横書きなど書式は自由

・未発表の論考か令和6(2024)年1月1日以降に発表された論文

・既出の論文を提出する場合はその出典を明記すること。また、投稿中や投稿予定の論文を提出する場合、投稿先にも確認を取ること

・応募用紙に必要事項を記入の上、原稿7部とともに郵送すること

※応募用紙は津和野町HPよりダウンロード可能

https://www.town.tsuwano.lg.jp/www/contents/1744088341265/index.html

・同一の論文で複数回応募することはできない

■賞金

・西周賞(1名):賞状および賞金10万円と津和野町への旅費(上限8万円)

■応募方法

・原稿7部と応募用紙1部を同封して郵送すること

・締め切り日:令和7(2025)年8月18日(必着)

■応募先

〒699-5604 島根県鹿足郡津和野町森村ロ127

津和野町郷土館内 津和野町教育委員会 西周顕彰事業担当

■選考結果

前もって入選者に通知するとともに、町のホームページ上で発表する

■贈呈式および講演

令和7(2025)年11月末頃に開催される西周シンポジウム(於:津和野町)にて行う

■選考委員

樺山紘一(委員長):東京大学名誉教授

上原麻有子:京都大学教授

川崎勝:南山大学元教授/武蔵野大学客員教授

手島邦夫:北海道科学大学元教授

服部隆:上智大学教授

播本崇史:島根県立大学准教授

■その他

・受理された応募作品は原則として返却しない

・選考過程についての問い合わせには応じられない

 

主催:津和野町・津和野町教育委員会 後援:島根県立大学

問い合わせ先:津和野町教育委員会(郷土館) 西周顕彰事業担当

TEL: 0856-72-0300

公開シンポジウム:「へだたり」の哲学、人間理解の深化、共生社会の模索 —牧野英二著『京都学派とディルタイ哲学』をめぐる対話—

《「へだたり」の哲学、人間理解の深化、共生社会の模索
—牧野英二著『京都学派とディルタイ哲学』をめぐる対話—》

イベントのチラシ

■日時:2025年2月22日(土)13時00分から17時30分

■会場:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー
26階 スカイホール
※ 対面+オンライン(Zoom)併用開催 (ハイフレックス方式)

〇交通 飯田橋駅,市ヶ谷駅より徒歩10分
【会場・交通案内】https://www.hosei.ac.jp/ichigaya/access/

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◆趣旨
牧野英二著『京都学派とディルタイ哲学—日本近代思想の忘却された水脈』(法政大学出版局、2024年8月)は、ヴィルヘルム・ディルタイ(1833-1911)の哲学が深くかつ静かに京都学派の哲学に影響を与え続けた経緯を浮き彫りにしました。同書は独日の哲学交流史に関する精緻な研究であると同時に、ディルタイに淵源する「歴史的理性批判」を、京都学派の伝統を超えて、現代日本社会に差し向けようとしています。そうした挑戦的な意図に共感して、このたび私どもは、同書を起点として《「へだたり」の哲学、人間理解の深化、共生社会の模索》へと議論を発展させる公開シンポジウムを企画しました。
第Ⅰ部では野家啓一氏をお招きし、『科学の解釈学』の「科学的理性批判」および『はざまの哲学』ともすり合わせて、牧野氏と対談をしていただきます。第Ⅱ部は近代日本哲学研究の第一線で活躍する諸氏による同書の合評会で、第Ⅲ部では、同書の《「へだたり」を哲学する》という基本精神を踏まえて、フロアの皆さまも交えて「人文学の使命」や「共生社会の模索」について意見交換をしたいと思います。
専門の哲学研究者のみならず、哲学に多少とも興味のある大学生・高校生はもちろん、一般市民の皆さまにも、是非とも気軽に足を運んでいただきたいと思います。
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◆プログラム(簡易版)
※ 詳細については、以下のURLのリンクをご覧ください。
https://hijas.hosei.ac.jp/news/20250222info.html

【導入】(詳細は省略)
【第Ⅰ部 総論】  13:15〜14:15 〈司会〉宮島 光志
「歴史的理性批判」から「歴史的想像力の批判」へ
牧野 英二(法政大学名誉教授)
『京都学派とディルタイ哲学』に寄せて 野家 啓一(東北大学名誉教授)
◇対談(牧野英二 × 野家啓一)
— 批判的精神を鍛え、脱領域的知性を育むために—
【第Ⅱ部 各論】 14:30〜16:00    〈司会〉森下 直貴
西田哲学とディルタイ(第1章)   田中 久文(日本女子大学名誉教授)
田辺哲学とディルタイ(第2,3章) 森村 修(法政大学教授)
和辻倫理学とディルタイ(第4,5章) 犬塚 悠(名古屋工業大学准教授)
*オンラインで報告
三木哲学とディルタイ(第6-8章) 森 一郎(東北大学教授)
【第Ⅲ部 共同討議】16:15〜17:25 〈司会〉森下 直貴・ 宮島光志
著者と登壇者の質疑応答 第Ⅰ部・第Ⅱ部の登壇者全員
フロアを交えた意見交換 登壇者+参加者(対面・オンライン)
【結び】(詳細は省略)
* 情報交換会(18:00〜19:00)を予定しています。

■事前の参加申込みが必要です。【締切】2025年 2月21日(金) 15時まで
※ 対面参加は満席になり次第締め切らせていただきます。

■主催:科研費「三木哲学と共生社会」研究班
(名古屋哲学研究会・日本思想史部会)
■共催:法政大学国際日本学研究所(HIJAS)